読書の秋だからというわけでもないですが、10月に入って仕事も落ち着いてきたので、またいろんな本を読み始めました。
ということで、たまにはアカデミックに、最近読んだ本の紹介なぞしてみたいと思います。
・川上未映子『ヘヴン』
・湊かなえ『告白』
・浅田次郎『憑神』
・東野圭吾『宿命』
ヘヴンは今非常に話題になっている本で、Aさんに薦められたこともあって読んでみたんですが、なんというか。。
重かった。。
重すぎて、読んだ後は体重落ちてるんじゃないかと思ったくらい、何かを抜かれたような気持ちというか、虚脱感に襲われた本でした。
ちなみに古田さんも丸善のブックアドバイザーさんに薦められて購入したらしいです。(詳細は
こちら)
哲学をベースに書かれていて、色々考えさせられました(特に後半の百瀬の主張は、まともに受け取ったらちょっと病みそう。。)が、正直衝撃的すぎて何度も読みたい内容ではないかも。。と感じました。
『告白』は、こういうミステリーがあったか!と思わせる斬新な手法で書かれていて、そういう意味では面白かったです。しかもこの湊さんという方、これがデビュー作だというからすごい!
しかしこちらも、決していい読後感ではなく。。古田さんの言葉を借りるなら、「誰も幸せにならない感じがちょっと…」という感じ。
『憑神』は、『ヘヴン』があまりに重かったので、明るい話が読みたくて手にとった本。
もうね、これは文句なしに面白かった。
やっぱり私、浅田さん好きなんだなあとつくづく思いました。
浅田作品の中に共通して流れる、あの哀愁感がたまらない。
決して“めでたしめでたし”な終わり方ではないんだけど、どこかに必ず救いがあるんですよね。
ちなみにこの『憑神』は、妻夫木くん主演で07年に映画化されています。彦四郎役ブッキーって…まんまじゃん!(笑)
『宿命』は東野ワールド全開の作品でした。東野さんの作品も大好きです。
いやー、最後はそうきたか!という驚きの結末でした。こちらもオススメ。
東野作品は、感動的な終わり方でも「さあ泣け泣け!」という押し付けがましさが全くないのが非常に好きです。
何だかこうみると、私って完全に純文学(芥川賞作品)より大衆文学(直木賞作品)派なんだなーと。
作品が素晴らしくないわけじゃなく、私の頭が純文学向きじゃないだけだと思うんですが。
ほんとに小説って好み分かれますね。